高見山(奈良県東吉野村)

2007.1.21  単独

昨日の明神平の霧氷に味をしめて、今日は高見山へ出かけることにした。
ディパックにカメラとホットコーヒーを仕込んだテルモスを放り込み準備完了。
大峠からのピストンのつもりなので、荷物はシンプルなのだ。
外に停めてあった車のフロントガラスが凍っていないので、あんまり冷え込んでいない様子。
今日の霧氷は期待できそうにないかも。はんば諦め加減で、6時に家を出発する。
菟田野では薄黒い高見山が見える。
新木津(しんこつ)トンネルを出て、正面にド〜ンと現れた姿を見てもやはり、霧氷は見えない。
ま〜こういう日があってもしゃ〜ないでしょう。
  
   

高校生の頃、現国の時間に原石鼎の「高々と蝶こゆる谷の深さかな」っていう俳句を習った。
先生曰く、
この俳句は東吉野の木津トンネルを出たところから見た風景を詠んだものです。
素晴らしい所ですから良かったら行ってみてください。

今走っている国道166号線の旧道がこの上の山肌を縫うように走っていて、木津トンネルも現存
している。
高校生の頃には、この新しいトンネルは無くて、50ccのバイクで狭くて険しい山道にビビリながら、
この上の木津トンネルまでやって来た。
その時に深い谷以上に驚いたのが、異様に尖った山容の高見山。
すごい形の山があんねんなぁ〜と山にまだ興味がなかったその頃は、思っていた。
まさか、その山に何度も登ることになろうとは・・・・・・・。

      

高見トンネル手前から、看板の案内に従って旧道に入る。
上からヘッドライトを点けた軽トラが下りてきた。霧氷がないので諦めたのだろうか?
太陽が顔を出す前に、大峠駐車場に到着した。
先着の車は、2台。
雲が厚く覆い、日の出は期待できそうもない。時折強く吹く風を避けて身支度を整え、出発。
昨日の疲れが残っているのか、荷物は軽いのに足が重い。
途中のベンチで、周りの景色を楽しむ。
薊岳から桧塚方面は雪がまばらに残っているようだ。目を高見山の山頂に転じてみると、
予想通り茶色の姿が目に入ってくる。
登山道は、溶けかけたカップアイスのようなぬかるみ民状態(意味が伝わるでしょうか?)
もちろん雪はありません。
スリップダウンに気をつけながら、足を進める。

            


山頂に到着して、すぐに霧氷を探す。
僅かに北側斜面にその存在を見つけるが、今日はあきませんね〜
潔く諦めましょ。

さて、周りの風景はと、展望台へ登ってみる。
雲が出ているわりには、周りの山並みが綺麗に見えています。
今日は、周りの景色を楽しむぞ〜っと(ヤケクソ気味)
大普賢の特徴ある姿はいつ見ても素晴らしい。
桧塚の笹原は気持ちいいやろなぁ。
三峰山にも霧氷はなさそうだ。
どっちが鎧岳でどっちが兜甲児?

社の陰で風を避けて、ホットコーヒーをすする。
今日は、山頂を独り占め(*^^)v
「ビヤッ」という鹿の警戒音をきっかけにして、山を降りることに。
途中で何人かとすれ違う。
「霧氷どうでした?」と皆さん一様に聞いてこられる。
家には9時に到着。
遅い朝ごはんにありつけました。感謝。 



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