霧氷の高見山(奈良県東吉野村)
2004.12.25(晴)
同行者:H.Nonaka Y.Ohta

年内にあと一つ山へ登ろうと、職場の連中と相談していた。
暖冬とはいえ気温が冷え込む日が続いてきたので、霧氷で有名な高見山に決定。
一番近い駐車場からだと、山頂まで1時間もかからない。
ただ、途中の道路が凍結の恐れがあるので、スタッドレスやタイヤチェーンは必携。
5時前に自宅を出発して、2人を順にピックアップ。
予定では、小峠から登るつもりやったが、6時前は真っ暗。
仕方なく、綺麗な星空を見ながら大峠駐車場で、明るくなるのを待つ。
薄明かりの中、大峠より登り始める。
東の空がドンドン明るくなってきた。
あせる気持ちを抑えながら、注意深く足を進める。
鹿に食べられているので、このあたりの笹は低く刈りそろえられている。
途中、開けたところに出ると、見事な霧氷の白い帽子を被った山頂が見えた。
振り返って台高の山々を見てみると、朝日に溶ける前の鉛色の空の下で、白い頂を鈍く光らせている。
もう、体中にアドレナリンが放出されて、元気百倍。
朝日と競争するように山頂を目指す。
尾根に出る手前で、でかい太陽が姿を現した。
夢中で、シャッターを押す。
風もなく、静寂があたりを包んでいる。


鹿の鳴き声を聞きながら、頂上に到着。
まずはビールで軽く乾杯。
山頂は、我々3人の貸切状態。
今まで何回か高見山には登ったことがあるが、今回が一番素晴らしい。
12月は人が少なくていいかもしれない。
1月2月のハイシーズンだと、沢山の登山客でごったがえして、ゆっくりとしていられない。
避難小屋で、お湯を沸かしカップラーメンを作る。
じっとしていると、手がかじかんでくる。
ガスカートリッジも、気化熱で凍り付いてきた。
幸いにも風が無いので耐えられるが、強風の時はたまったものではない。
改めて、お互いの日頃の行いの良さに感謝する。
神様からの最高のクリスマスプレゼントかもしれない。


戻る

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送