前鬼から釈迦ガ岳へ
2005.10.22 
天候:曇り時々小雨
同行者:goudaさん

紅葉の便りも、ちらりほらり。
いつかは釈迦に登りたいと思っていたが、ちょうど紅葉のシーズンにそのチャンスが訪れた。
といっても、7月に弥山へ登ってから3ヶ月以上のブランクがあるので、スタミナが非常に心配。
落石や剥がれかけたアスファルトを避けながら、前鬼の林道終点に6時30分に到着。
案内看板に従って舗装された林道を歩く。
薄曇ながら、明るい日差しも見えて雨の気配は無い。
前鬼小仲坊から薄暗い杉の木立の中を進むと、屋敷跡の石積が続く。
沢を渡って、まだ紅葉していない広葉樹が広がる中を進む。
テープやロープが丁寧に張ってあるので、ルートに迷う心配もない。
途中から木の階段が延々と現れ、引き攣る太ももを気にしながら、足を上げる。
段差が微妙に高くて、歩きづらいなぁ〜。そうか、俺の足が短いせいか・・・・・

鎖の掛かった林道終点(6:30) アスファルトはつまらん 登山口(7:10)
雰囲気いいです 枯沢を渡ります 木の階段はツライ

二つ石の間から見える五百羅漢の絶景を眺めながら暫し休憩。
Tシャツ1枚で丁度いいね。
一汗かいたせいか、テンポ良く足が進む。
ゲップが出るくらい階段を登ると、少し色づいた葉っぱの向こうに大日岳が見えてきた。
太古の辻の辺りは、紅葉まっさかり。
でも、ガスが出てきてこれから向かう釈迦ガ岳方面は真っ白。
景色は期待できないけれど、奥駈道を北へ向かって行ってみましょう。
瞬く間にガスが降りてきて、先ほどまで見えていた大日岳も姿を隠してしまった。
当然釈迦ガ岳もどこにあるのか判りません(T_T)
笹が生い茂り、これで景色が良ければ言うことないのになぁ。残念・・・・・

二つ石(8:10) 五百羅漢 美味しいかな?
大日岳 少しだけ晴れ間が覗く 太古の辻(9:00)

深仙ノ宿では、青いヘルメットの高校生風の団体に出会う。
このあたりの奥駈道の整備をしているらしい。
紅葉の写真を撮っている間にガスがどんどん流れてきて、真っ白になってきた。
これは急がなくてはと急登を登りかけるが、先ほどの団体さんは左の巻き道を進んでいく。
ん!?あっちかな?と後を付いて行くが、すぐに見えなくなった。
左手に古田の森らしき尾根を眺めながら、緩やかなアップダウンが続く。
もう少しで山頂かなって思っていたら、なんと旭登山口からのルート上の千丈平に着いてしまった。
う〜ん、ショック。
釈迦ガ岳の案内看板を確認して、急登を登る。寒さのためか、太ももが痙攣しだした。
ヘトヘトになりながら登頂した釈迦ガ岳山頂は、当然ながら真っ白。
とりあえず、今までHPで何回も見たお釈迦さんの姿をカメラに収める。
風がきつく、みぞれのような雨もときおり横から飛んでくる。
お握りを一個食べて、リベンジを誓いながら山頂を後にする。
新仙ノ宿へは、地図上の正規のルートで向かう。
ちなみに先ほどの巻き道は、昭文社の地図には載っていなかった。
濡れた笹の滴で、ズボンはぐっしょり。本降りではないので、カッパを着るタイミングを逃してしまった。
笹に隠れた濡れた石に滑ること数知れず。先ほどの巻き道のほうが歩きやすかったかもしれない。

紅葉は見頃かな 新仙ノ宿(9:30) 巻き道の風景
釈迦ガ岳(10:30) これは、熊の・・・・・? 真っ白になった新仙ノ宿(11:10)

新仙の宿の参詣堂の軒下は、先客で一杯なので、山陰で風を避けながら昼食。
プロトレックの温度計は6.9℃を示している。
暖かい温泉に入りた〜い。
お腹も一杯になったし、カッパを上下着込んで正午に出発。
太古の辻は、先ほどとは打って替わって、ガスに覆われてしまっている。
しかし、かすかに見える東方の山並みは太陽に照らされている。何故?
奥駈道を外れ、前鬼に向かって降りると、風はぱたりと止んだ。
気温はあまり変わらないが、体感温度はかなり違う。
途中でカッパを脱いで、周りの風景を楽しみ、笑い始めた膝をかばいつつゆっくりと下山。
最後のアスファルトの林道は、かなり堪えたが、上北山温泉で疲れを癒すことができた。
また、バイクでツーリング中の上司に湯船で遭遇し、その偶然にお互いに驚く。
新伯母峰トンネルを抜けると、豪雨が待ち構えていた。
家に帰ると、「雨の中、よう登ってきたねぇ」と感心されたが、「そんなに降られなかったよ」と言っても信じて貰えなかった。
やっぱり、日頃の行いが大事です。

小さな紅葉 真っ白になった太古の辻(12:10) 真っ白になった五百羅漢(12:55)
林道終点(14:15) 林道途中の不動の湯(冷泉) トンネルを抜けると雨でした


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