=幽玄の森=
山上ケ岳〜小笹の宿〜

 奈良県天川村
 2010.6.19〜20
 同行者:単独行さん、スロートレックさん



山の計画はいつもひょんなコトがきっかけとなる
今回の計画も、奥駈道を縦走されたスロトレさんから、「小笹の宿辺りのテン場いいっすよ!」の一言で決まった
天気予報を確認すると、雨は避けられない
夏山に向けたトレーニングとしたいので、雨天決行にさせていただいた
ストイックに雨の中を歩くだけではつまらないので、夕食は榛原肉を使った「すき焼き」
これで参加者のテンションが上がったのはいうまでもない!?




★★コースタイム★★
6月19日
清浄大橋(12:15)==一本松茶屋(12:55〜13:15)==洞辻茶屋(14:05〜14:25)==大峯山寺(15:35)==小笹の宿(16:20)
6月20日
小笹の宿(8:00)==お花畑(9:05)==大峯山寺(9:15〜9:30)==一本松茶屋(11:00)==清浄大橋(11:30)




■■6月19日■■

曇天の中、清浄大橋を渡ると、女人結界門
女性の信者さんが般若心経を唱える横を、霊験あらたかな山へと向かう
しばらくは杉木立の登山道
風が無いので、早くも汗びっしょり

一本松茶屋に入った途端に激しい雨
カッパを着ようかと思案していると雨が上がったので、出発
もしかして、私達は誰かに見守られている?
                      
清浄大橋 一本松茶屋 お助け水






久しぶりの20kgのザックは、足腰に堪える・・・・・
前を歩く2人に離されてきたけれど、焦らずマイペースで足を進める
まだまだ修行が足らんなぁ〜

洞辻茶屋でも一本

エネルギー充填中!!



石段にヘロヘロになりながら、大峯山寺に到着
両足が攣ってしまい、もう歩けません。。。。




道端でへばっていると、行者さんが「今日はどちらまで?」
「小笹の宿までなんです」と私
「あそこはエエとこですよ〜。もう少しやから頑張ってください」
何か判らないけれど、力(パワー)が湧いてきたぞ!



奥駈道は、霧雨に濡れた新緑が眩しい
雨の日に登ってきて、ほんま良かった
※他の二人もたぶん同じ思いやったでしょうw






風景を楽しみながら、約45分でガスに煙る「小笹の宿」に到着
驚いたコトに、こんな天気でも小屋は満員! ・・・・という訳で、予定通りテント設営 まずはソーセージ

単独行さんのザックからは、缶ビールやウイスキー、焼酎がゴロゴロ出てきた
スロトレさんのザックからは、3.5キログラムのすき焼き用鍋!!
やっぱりこの鍋やないと雰囲気が出ませんよね〜〜
私のザックからは、嫁さんが準備してくれたすき焼きフルセット!

で、すき焼きの完成!!




酔っ払った3人の共通の話題といえば、山の話しか考えられません
奥駈の話、今夏の計画など楽しいひととき
雨が降る中、夜は更けていきます




テントの中では、ワンセグで、サッカー観戦
残念ながら負けちゃいました








■■6月20日■■

目が覚めると、枕元にはビーチサンダルが1足と、石ころが転がっています
テントの通気口から放り込んだのでしょう
こんないたずらをするのは、一人しかいませんw

気を取り直し、改めて周りの風景を楽しみます
石垣が下から続いていて、往時の賑やかな雰囲気がうかがい知ることできます

周りを散策すると、お腹が空いてきました
昨晩の残りにうどんを入れて、朝食

若干1名、二日酔いの方がおられましたが、早々にパッキングして出発












山上ケ岳の手前からは旧道を辿り、山頂のお花畑へ
稲村ケ岳にガスがかかり、また感動






早朝のお寺の中からは法螺貝の音色が響いてきます。



人気も疎らな本堂の前で、佇む男達

何を思う?

何を感じた?
























空からは冷たい雨が降り出しました


私たち人間は、自然の四季のうつろいの中を生かさせていただいていると考えれば、雨もまた楽し。
この梅雨もいいものではありませんか・・・・・・










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