鳳凰三山〜南アルプス〜

 山梨県
 2010.7.19〜20
 


今年の夏山は、なんとなく南アルプスに行こうと思っていた。
とりあえず、第1弾は、入門コースといわれる鳳凰三山へ。
梅雨明け宣言も出されて、気分は大いに盛り上がってきた。
夜叉神(やしゃじん)峠までの6時間のドライブも全然苦にならない。


★★コースタイム★★
7月19日
夜叉神峠登山口(5:10)==夜叉神峠小屋(6:10)==杖立峠(7:25)==苺平(9:00-9:05)==
南御室小屋(9:35-10:00)==薬師岳(11:15-11:30)==観音岳(12:00-12:20)==鳳凰小屋(13:20)
7月20日
鳳凰小屋(5:15)==地蔵岳(6:10-6:40)==高嶺(8:00-8:10)==白鳳峠(9:10-9:20)==
広河原(11:30ー12:30)==バス==夜叉神峠登山口(13:15)




■■7月19日■■

夜叉神峠へ近づくと路駐の車両が増えてきた。
連休中なので、沢山の入山者がいるんでしょう。
駐車場は幸いにも何台か空きスペースがあり、1時間ほどの仮眠のあと、午前5時過ぎに出発。
1ヶ月ぶりの山は、体が重く、ピッチが上がらない。一歩一歩ゆっくりと足を進める。
汗だくになりながら、40分ほどで稜線に出ると、目の前には白鳳三山がお出迎え。
「お〜〜!」と声が上がったのは当然です。

夜叉神小屋前からは、稜線歩き。
ただし、周りは樹木に覆われているので景色を楽しむことなく、黙々と歩くのみ。一番退屈なパターン。
単独の若者に追いつかれる。30分遅れで登山口を出発されたそう。早いね〜。
途中、冨士山の姿を確認しながら、さらに高度を上げる。
                      
登山口 夜叉神峠小屋 杖立峠







苺平で休憩中の先ほどの単独さんに追いつく。
今日の予定を確認すると、私と同じく南御室小屋でテン泊予定とのこと。
でも、時刻はまだ9時過ぎ。こんな時間からテントを張っても勿体ないなぁ。としばし雑談。
どうも地図のコースタイムは、余裕があり過ぎるようなのだ。
私のような亀足でも、コースタイムの8割ほどで歩けているんですから。
ここ鳳凰三山では、テン泊地が限られているので、もうひとつテン泊できる鳳凰小屋までこのペースで行ってみよう。
たぶん、3時までには余裕で着くでしょう。
(帰ってから計算したら、日帰りできる行動時間でしたw)
という訳で、それぞれ出発。

南御室小屋では、布団干しの真っ最中。連休中は大賑わいやったんでしょうね。
手が凍りそうになるほど冷たい水を新しくペットボトルに詰めて、出発。
苺平 南御室小屋 すぐに急登が待ってます


急登にヘロヘロになりながら、砂払岳に到着。
どことなく燕岳を思わす雰囲気があります。
ここから眺める白鳳三山が素晴らしいんですよ!
特に北岳が素晴らしい。
今度、登る山は絶対に北岳やなぁと心に決めたのでした。

ザレた登山道を進むと、20分ほどで薬師岳へ。
バナナとトマトで栄養補給。
ここでも、周りの風景を楽しんで、贅沢な時間を味わっていましたよ。
あくせくしても勿体ないでしょ!?









今回唯一出会った山スカ姿 自家製トマト 観音岳をバックに


東側からはガスが上がってきているので、景色は楽しめない。
必然的に視線は、左手の西側のパノラマへ。
最近首を寝違えたので、首をひねるのが難儀なんですよね。
どこまでも高い青空。そして、白砂にジリジリと肌が焼かれていく。
もう何枚同じ風景の写真を撮ったか判らないナァ〜。

観音岳からは、甲斐駒ケ岳が顔を覗かせた。
その姿に、またうっとり・・・・・・。






鳳凰小屋には、ショートカットを使って1時過ぎに到着。
テン場代500円也。
あとは缶ビールを片手にまったりとした時間が過ぎていったのでした・・・・。


そして、 8時には夢の世界へ。



■■7月20日■■

夜中に何回か目を覚ましたけれど、4時過ぎまで熟睡。
簡単な朝食を食べて、出発。

体調は万全かと思いきや、いきなりの急登に早くもバテ気味。
地蔵岳を目前にして、ザレ場で足を取られ体力消耗。
山頂下の岩場から穂高連峰の風景を楽しみながら大休止。
この山頂まで登れるそうですが、高度感にクラクラときて、断念。
幸いにも携帯が通じるので、たぶん仕事中であろう山友に写メを送りつけた。
今日は平日なので、数名の方としか出会わなかった。

今日も体が重い なかなか近づかないんですよね 今日の富士山












地蔵岳からアカヌケ沢ノ頭へ向かい、ここでも休憩。
ガスが出てこないうちにこの景色を楽しんでおきたいねん。
これから歩く稜線の向こうには、仙丈ケ岳&甲斐駒ケ岳が待ち構えています。
周りは100名山が揃い踏み。
めちゃええやんか〜。

高嶺までは、細かいアップダウンがあって、きっちりコースタイムどおり。
残った食料を食べながら、心地よい涼風で火照った体を冷やしていたのでした。

八ケ岳 仙丈ケ岳&甲斐駒ケ岳 間ノ岳&北岳

高嶺からはゲキ下りが続きます。
下から上がって来られた地元の単独さんは、大河原までタクシーで入って日帰りで夜叉神峠へ戻られるとか。
今回で3回目なんで余裕ですよの言葉。
いい香りを漂わせて、颯爽と登って行かれました。
加齢臭がする私とは全然違うナァ(^^ゞ

白鳳峠からは、正面に北岳を眺めながらしばらくゴーロが続き、シラビソの樹林帯に突入。
滑りやすい足元に注意しながら、ゆっくりと下山。
急ですが、鉄梯子やロープが整備されていて安心できる登山道です。
山小屋へ往復するヘリコプターの爆音が近づいてくると、ようやく林道に降り立つことができた。
あとは、大河原から芦安方面へのバスに乗り込み、夜叉神峠で降りると今回の縦走も幕を閉じる。
さぁ、温泉で一汗流して6時間のドライブに備えよう。









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