熊渡〜八経ケ岳 2007.6.30 同行者:森のリカ+お御夫婦、スロトレ御夫婦、ヨコチン、落王、おかん(敬称略) |
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参考タイム 熊渡〜(0:35)〜林道終点〜(1:35)〜熊渡分岐〜(0:50)〜高崎横手〜(0:22)〜狼平〜(2:25)〜八経ケ岳〜(0:15)〜弥山辻〜(1:00)〜 高崎横手〜(0:50)〜熊渡分岐〜(1:15)〜林道終点〜(0:40)〜熊渡 ※休憩時間を含みます ※の写真はポインタを置いてください |
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登山口への林道はチェーンで閉鎖されているので、国道309号線のスペースに車を置く。 見上げた山並みはガスに覆われ、幽玄の世界を醸し出している。 しばらくは単調な林道歩きだ。 今日始めて顔を合わす人もいるので、最初は緊張気味。 でもしばらくすると林道に笑い声が響き、少し汗ばんだ頃に登山口に到着。 いい準備運動になったかな。 ここからは杉の木立の中のつづら折り。 先は長いので、ゆっくりと歩いているつもりやけど、後ろを歩く嫁さんからは苦しそうな声が聞こえてくる。 「体が重いねん・・・・・」 「うん、最近また太ったもんなぁ」という言葉をぐっと飲み込んで、休憩。 このあと、森のリカさんからダブルストックを借りて、なんとかみんなのペースに追いついてきたようだ。 霧の中に広葉樹が広がり、疲れも吹き飛ぶメルヘンの世界。 川合からの稜線に合流して、しばし休憩。 ここが初めての方からは、思わず「ええわ〜」の声が漏れる。 うんうん、わかるなぁその気持ち。 時折ガスが晴れて、太陽のスポットライトが緑の若葉を照らし出す。 「ええなぁ〜」と私の口からも言葉が出てきた。 |
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熊渡 | 杉木立がしばらく続く | 広葉樹の緑が心地よい | ※太陽の光を受けて輝いている |
行動食を口にしているとブヨが寄ってきたので、そそくさと出発。 電池式の蚊取り器も効果は薄いようだ? ここから高崎横手までは緩やかな登りが続く。 尾根の左手をしばらく歩くと、所々開けた所がある。 天気が良ければ稲村ケ岳が望めるハズだが、今日は真っ白・・・・。 登山道はいったん広い場所に出て、頂仙岳の西側を巻く。 このあたりでは風が強くなってきたが、ガスが切れる気配はない。 高崎横手からは少々荒れたルートになる。 濡れた浮き石や木の根に注意しながら高度を下げていくと、先に行っていた落王さんがカメラを構えている。 待望のオオヤマレンゲだ。残念ながら蕾。まだ早かったかな。 沢音が大きくなり吊り橋が見えてくると、狼平に到着だ。 地名は怖いけれど、環境はバツグン。桃源郷と言えば大げさかな。 ここでも、皆さんから「ええわ〜」の声が出てくる。 続いて「もうここで待ってるわ。」「小屋でお昼寝してるぅ」とかの声も。 まぁ、勝手にしちゃってください(笑 小屋の横で隠れるように咲いているオオヤマレンゲを見つけた。 一斉にカメラが向けられ、心なしか恥ずかしそう。 ミョウガの薬味が効いた三輪素麺を食べて、パワーが復活したようで、皆さん弥山川を遡上するとのこと。 さぁ、いきまっしょい! |
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癒されます | ※高崎横手でルートを確認中 | 沢山の蕾 | 狼平 |
ガスのためか石が湿っているので滑りやすく、ドボン間違いなし。 これ以上ビジョビジョ(美女美女)になられても困るので、危ない所は斜面をよじ登って、上流を目指す。 白い花が見えたと思って近づくと、またたびの葉っぱ。 蕾を付けているオオヤマレンゲの木も何本か確認できる。 足場が悪く緊張するルートやけど、何故かしら皆さん楽しそう。 バテバテやった嫁さんも復活して、先頭集団でルートを開拓している。 ちまちま高度を稼ぐより手や足を使って一気に登る方がいいようだ。 こういう所はお手の物のスロトレさん、森のりかさんのご夫婦は、言うまでもない! よこちんは片足をドボンさせたけれど、笑顔。 足に負担が掛かるので、休憩を挟みながらゆっくりと上流を目指す。 火照った足は、冷たい足湯が癒してくれる(笑 弥山川の最初の分岐は右手へ。そして、川幅が狭くなり水量も減った頃に現れる分岐は正面へ。 この辺りになると、岩の上を歩けるようになった。 見上げると土石流に流された倒木や岩がガスの中に浮かんでいる。 今日は雨が降っていないので大丈夫やと思うけれど、大雨の場合は注意が必要なルートだ。 雨が降ってきたら斜面に上がることを確認して、ガレ場を登る。 いいかげん傾斜がきつくなってきた所で、左手の草っぱらによじ登る。 さぁ、ここからはまっすぐに八経ケ岳山頂を目指そう。 倒木をまたぎ、狭い木の間をすり抜ける。 傾斜の緩やかな右手に行きそうになる甘い誘惑を断ち切って、体を強引に左へ向けて足を進める。 ようやく奥駈道に出たけれど、山頂までは約10mの所。惜しかった〜。 山頂にいる登山者は、思わぬ所からゾロゾロと飛び出てきた我々を不思議そうな顔で見ている(笑 いうまでもなくズボンをはじめ足元は泥々。ザックも汚れている。 でも、満足気な顔の8人が山頂に立っていた。 |
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足元には要注意 | 危険な所は巻いていきました | ※水が綺麗 | 足湯です(めちゃ冷たい) |
スロトレ中 | ドコを目標にすべきか? | 荒れてます | 八経ケ岳山頂 |
山頂で居合わせた人に聞くと、自生地のオオヤマレンゲは、まだ固い蕾らしい。 花は来週の楽しみにして、さぁ下山しましょう。 奥駈道を南下し、弥山辻からは高崎横手方面へ。 明星ケ岳は次回のお楽しみ。 右手にネットで覆われた蕾状態のオオヤマレンゲが見えた。 足が出るのに任せて緩やかな下りを歩く。 これで景色が見えたら言うことないんやけどなぁ。 皆さんに見せてあげたかった。 ヒウラ山を過ぎて、登山道の左斜面にオオヤマレンゲの花を見つける。 まだ咲いたばかりで、清々しいのが数輪。 休憩がてら撮影タイム。 いつ見てもこの清楚な花はいい。天女花っていうネーミングはぴったりだと思う。 先日のNHKの「日本の名峰」によると、この花の命は3日とか。 そして、終焉を迎えた花は、みすぼらしい。花の命は短いものだ。 そんなことを考えながら男性陣が一生懸命写真を撮っている下で、女性陣はザックの中の食料をまさぐっている・・・・・・。 |
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弥山辻 | 日本昔話の世界です | ※撮影に夢中になっていますが・・・・・ | |
高崎横手を過ぎると、ますますガスが濃くなってきて、時間は早いけれど夕暮れが迫ってきているように感じる。 不安になる気持ちを抑えて、前後が離ればなれにならないように気をつけよう。 登山口への分岐からは、粘土状で滑りやすいので注意が必要だ。 疲れてだんだん無口になっていくのが何故か可笑しい。 そうそう、こういう時はしりとり遊びをしましょう。 まずは私から、「弥山!」 あっ、終わってしもた・・・・・。 ヘロヘロ状態で、林道に降り立つ。 もう少しでゴールということで、皆さんの張りつめていた緊張感も緩んだようで、おしゃべりの声が響くようになった。 楽しい一日をありがとうございました。 |
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わっせわっせ、あとは下るだけ | 熊渡への分岐 | めちゃくちゃ滑りました | 疲れました〜 |
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