藤原岳
の手前まで
三重県いなべ市

2007.3.31
天候:曇り
同行者:コト(^A^)&(^_^YさんFloraさん、ヨコチンさん、ゴウチンさん


この季節になると、ネットの山行記には、藤原岳の福寿草のレポが賑わうようになる。
鈴鹿系にでかけることが少ないので、この機会に登ってみることにしようと計画した。
しかし、雨に降られたり、天気予報に振り回されたりして、予定日より1週間順延してようやく行けるようになった次第。

名阪国道から東名阪に入り、降りるICを間違えそうになりながら四日市ICを降りる。
国道306号は、途中からの道順が不安なので、何回か来られているコト(^A^)さんに先導していただく。
左手に見えていた鈴鹿山脈がどんどん近付いてきた。削り取られた山腹が痛々しいのが、どうやら藤原岳のようだ。
駐車場の案内看板に従って国道を左折すると、藤原岳が「ど〜ん」と壁のように目の前に迫ってきた。
でも悲しいかな、どんよりとした雲が広がっているんですよね。おまけに、山頂付近はガスに覆われています。
車中では、誰が雨男(女)やねんとお互いに罵っていました。

観光駐車場(300円)に駐車して、出発準備。
なにぶん初めての道なので、ベテランのコト(^A^)さんやFloraさんに先導してもらうおうとぼちぼちと歩き出したけれど、気がつくと先達になっていた・・・・。
鳴谷神社の横の石段を登り、聖宝寺コースへ。
急斜面で、土石流が多いことから「鳴谷」という地名が付けられているかも知れない。
事実、落石倒木のため迂回路が設けられていた。
太ももが引き攣る石段を登ると、聖宝寺の美しい庭園のある境内に到着。
迂回路の指示に従って沢にいったん下り、少し登ると「長命水」
苔生(む)した岩肌から、清水が滴り落ちている。長生きしたいので、恐る恐る口に含むと、少し生ぬるかった。

昔なぁ、ペコちゃんとポコちゃんが山登りしててん。
そしたらなぁ、ポコちゃんが登山道から足を滑らせて落ちていってん。
えらいこっちゃ。
かろうじて斜面に引っかかっているポコちゃんにペコちゃんは、大きな声で聞いてん。
「ポコちゃん、大丈夫〜?」
すると、ポコちゃんのか細い声が下から聞こえてきた訳や。
「不二家〜。いや、無事や〜・・・・・・」
頑張れ不二家!歯に引っ付くけど、ミルキー大好きやねん。

写真提供:Floraさん
観光駐車場 鳴谷神社 お寺の境内へ 長命水
※はポインタを置いてみてね

急斜面のつづら折が終わると、いったんガレ場へ。
ここで小休止。皆さんからお菓子を頂いて、お喋りに花が咲く。
ここまでずっと喋り放しやけど、ネタはまだまだ尽きそうにない・・・・・。
ガレ場と別れて、杉木立の中へ。
ようやく3合目の看板が現れた。もうシャツは汗でびっしょり。
降りてこられた方に聞くと、8合目付近から福寿草が咲いているそうだ。
今年は暖冬で早くに咲きはじめてもう見られないかと思っていたけれど、突然の寒波によって積もった雪のため、まだ残っていてくれている。
さぁ頑張って登るで〜!
バイケイソウやトリカブトの青々とした葉っぱを横目で見ながら、6合目に到着。
このあたりから、蕾を閉じた福寿草が現れだした。
8合目を過ぎて、待望の黄色い花が目につくようになった。
カメラに収めるのが忙しくて、歩みも当然遅くなる。
やたら花に詳しいおっちゃんがいて、勝手にあれやこれやと説明してくれる。
私のデジ一眼を見て、「大きなカメラを持ってるなぁ。今まで、どんな珍しい花を撮ったん?」と聞いてきた。
「パンジー」と言いたいのをぐっとこらえて、「あんまり珍しい花は撮っていないんです。」とあたりさわりのない返事でごまかした。

9合目の看板のある稜線に出ると、強い風を体に感じるようになる。
見上げた山頂はあいかわらず真っ白なガスに覆われている。これでは景色は楽しめないでしょう。
福寿草も見たし、お昼ごはんでお腹を満たしたいな・・・・・。
避難小屋のテーブル席を確保するために、数珠繋ぎの団体さんを一気に抜き去る。
花の写真を撮りたいけれど、風に揺れているので、これではブレブレの写真しか撮れないでしょう。

ガレ場から、杉木立へ 3合目 遠くは霞んでいます  トリカブト
薄曇です 待望の福寿草  ※ 避難小屋に到着

避難小屋では、うまい具合にテーブルがひとつ空いたので、荷物を広げて昼食の準備に取り掛かることができた。
コトさんからは伊賀肉の焼肉。
香ばしいニオイが広がり、周りからの羨望の眼差しが突き刺さります。
塩コショウだけのシンプルな味付けが、肉の旨みをええ塩梅に引き立てています。
焼肉が終わると、ちょうど私の豆乳鍋が炊き上がりました。
寒い時には、やっぱり鍋料理は外せませんね。
〆のうどんで、みなさん満腹かな。
デザートのイチゴを食べていると、次から次へと小屋に人が入ってくるので、席を替わるために早々に片付けを始めました。
寒い外に出ると、人で溢れています。
この天候なので山頂はあきらめて、下山しましょう。

大阪にはJRの環状線ってあるやんかぁ。
当然線路の下には、枕木が並んでるやろ?
あれって何本あるか、数えられると思うか?

そんなん、よう勘定せん・・・・・・。
ズリッ。

下りは、滑りやすいので気をつけましょうね。
足元に集中して、一歩一歩確実に足を置きます。
いつもならもっとぬかるんでいるそうやけど、今日はまだマシらしい。
すれ違いのため、渋滞が起きることもしばしば。顔を上げても、遠くの景色は霞んで見えません。
8合目からは、大貝戸道を下ることに。こちらの方が歩きやすいので、下りには丁度良いそうです。
ちなみに大貝戸道が表道で、聖宝寺が裏道とか。
風が当たらなくなったので、一枚ジャケットを脱いで体温調整。

楽しい昼食タイム ※ 外は寒いし、人、人、人 登山道も人、人、人 8合目も人、人、人

さきほどまでの沢山の登山者は、知らない間に私達の前後から居なくなっていました。
○合目の案内看板に元気を貰いながら、歩きやすい登山道を下っていきます。
下界の景色もどんどん近付いてきました。
今日は山頂からの景色を楽しめなかったけれど、おいしいお昼ご飯を食べることができたし、いっぱいお話もできたし、充実した一日。
綺麗な花も沢山見られました。
駐車場に戻ると、観光バスも止まっています。
藤原岳の人気の高さをうかがい知ることができますね。

ここの駐車場はなぁ、以前は管理しやすいように1番から順に番号が振ってあってん。
前に来た時、ちょっと到着が遅くなってしもて、停めるところが満杯になってしもててん。
ほかのトコへ停めようかなってよく見たら、嬉しいコトに9番のスペースが空いてるやんか。
ほんで、そこへクルマを停めようとしたら、駐車場係のおっちゃんが飛んできてな、そこには絶対に停めたらあかんって言うねん。
空いてるからええやんかって、しつこく食い下がってんけど、おっちゃんは頑として首を立てに振ってくれへんねん。
羊の皮を被った山羊のように優しいオレもブチ切れてな、何で停めたらあかんねんっておっちゃんに聞いてん。
そしたらな、おっちゃん何て言うたと思う?

おっちゃんの言った言葉を知りたい人はココをクリック!

手入れがきっちりされてます 歩きやすいコースでした やっぱりガスってます 駐車場



お花に感謝
          


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