明神平〜薊岳
奈良県東吉野村

2007.1.30 単独

子供を駅へ送ったあと、車を東吉野へ走らせる。
綺麗な青空が広がって、登山日和だ。
今日は、明神平から薊岳へ向かう予定。
今まで、明神平へは何回となく行っているけれど、その先の薊岳には何故か行っていない。
いつも前山までは行くんやけど、これだけ素晴らしい景色を見れたらもう十分かなって引き返しているのだ。

国道166号を鷲家(わしか)で右折する。いつもよりも時間が遅いせいか、対向車が多い。
東吉野村役場を右手に見ながら、大又方面へ。
大又林道終点まで、雪のカケラも無かったけれど、凍結した所で車体が流れてヒヤッとすること1回。
道に落ちていた石ころが車体の底を擦って、(T_T)になること数回・・・・・
やっぱり車高を落とした車で来る所ではございません(笑



バリケードでとうせんぼされた終点に車を停める。
先客は単独男性。
「おはようございます」と挨拶をすると、屈伸運動をしながら「今日はどちらまで?」と聞いてこられた。
「う〜ん、雪が少なければ、薊まで」と答える。
「今日は大丈夫やで。ええ景色見られるわ」と、バリケードを越えていかれた。
私も準備運動をして、出発。足が短いので、バリケードの脇をすり抜けていく。
勾配のきついコンクリート舗装は、いつものごとく喘ぎながら足を進める。
登山道に入るとすぐに、渡渉ポイント。
岩が凍ってないので渡されたロープを掴むことなく余裕で渡れた。




4回目の渡渉ポイントで、先ほどの男性の方がツララをカメラに収められている。
「お先です」と声を掛けて、先へ進む。
あいかわらず山の木々は茶色いまま。
明神滝の下あたりからは登山道は雪に覆われてきている。凍結には要注意。


途中のベンチで、ジャケットを脱ぎ、手袋も外す。
ひんやりした空気が気持ちいい。



木々の向こうにあしび山荘が見えてきた。
後ろを振り返ると金剛葛城山が浮かび上がっている。
陽光を浴びながら明神平に到着。
結局アイゼンは使わずじまい。

標高を上げるに従って気温も上がっているようで、温度計の表示は5度。
とりあえず前山までほどよく締まった雪を踏みしめながら上がることに。
ザックを降ろし、クリームパンをほおばりながら眼下の景色を楽しんでいると、男性の方も上がって来られた。

「今日は霧氷はあきませんねぇ」と私。
「そうやなぁ、気温が高いからなあ」

しばらく話をしていると、なんと我が家のご近所さんということが判明。
定年退職されてから山に通われていて、昨年からは百名山にチャレンジされ、年内には達成されるそうだ。
「さっきはなぁ、ツララの写真を撮ってたら川へ手袋落として大変やってん」
笑い声が響き渡る。
話好きな方だ。
これも何かの縁と薊岳までご一緒することに。
     
愉快な方で、薊岳までの1時間、ずっと喋りっぱなし(笑
ヤセ尾根に気をつけながら、薊岳山頂へ。そこには、360度の絶景が待っていました。

風車が立っているのは青山高原ですね。釈迦ケ岳の向こうの山はなんでしょうね?
我が家の裏山が見えてますよ〜。池小屋は見えへんのかなぁ。
って感じで1時間経過。
まだまだ楽しみたいけれど、失礼して私は一足先に前山へ。
水場で汲んだ水を使ってカップ麺の遅い昼食。
食事のあとは、 誰も踏んでいない雪に足跡をつけながら歩き回る。
平日にもかかわらず、3組ほどの方が散策されていた。
いつ来てもここはええよなぁ。

時計を見ると、3時前。
静寂が訪れはじめている。
名残惜しいけど、ぼちぼち降りようかな。
    

参考タイム
林道終点〜(1:30)〜明神平〜(0:20)〜前山〜(1:00)〜薊岳〜(0:50)〜前山〜(0:15)〜明神平〜(1:00)〜林道終点



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