明神平〜赤�ｰ山 2007.6.16 東吉野村大又の集落を過ぎると、道幅は一気に狭くなる。 昨日の雨の影響か、倒木が道に被さっている。 なんとか車一台分のスペースを開けて無事通過。 林道脇の駐車場に車を停める。 以前は、もっと奥まで車で入れたが、最近はバリケードがされているようだ。 ここからの舗装された林道の歩きは、辛いものがある。 今日は、体が重くて、なかなかペースが上がらない。（最近メタボリックが心配なんです）
明神平で、まったりとするつもりやったけれど、どこまでも高い青空を眺めていると、ちょっと足を延ばしたくなってきた。 人が少ないやろなぁ〜との期待を込めて、台高コースを南へ向かうことに。 冬は真っ白な明神平は、この季節は緑の絨毯が敷き詰められている。 明神岩の脇を抜け、三塚分岐をトラバースして、明神岳へ向かう。 空気が澄んでいて大台方面もはっきりと見える。 檜塚への分岐を左手に見て痩せ尾根を下ると、縦走路はいったん広い場所に出る。 朝日が木々の間から漏れてきて、緑のシャワーを浴びているような気分。 小さなピークを越えると、笹ケ峰。
緑のトンネルを見上げながら足を進める。 木立の中は涼しくて、心地よい。 早くもセミの鳴き声が聞こえている。 シロヤシオの花は大半が落ちていたけれど、何本かはまだ咲いていてくれた。 木の根っこが動いたと思ったら、大嫌いなヘビ！ 「お”〜〜〜〜っ！」 叫び声があたりに響いた（笑
千石山からは、激下り。 おまけに足元は粘土状で滑りやすくなっているので、要注意。 沢の音が聞こえてくるとようやく鞍部に到着する。 赤�ｰ山へは、同じ高さを登り返さなくてはならない・・・・・・。 岩がゴロゴロした登山道を無心で歩いていると、足を載せようとした岩の隙間へヘビが逃げ込んだ。 「げ〜〜〜〜〜っ！」 ほんま心臓に悪いです。 石楠花の痩せ尾根を潜り抜けると、展望の効かない赤�ｰ山へ到着。
もしかしたら、池小屋山までピストンできたかも知れないが、この暑さがちょっと不安やったので、ここで折り返すことに。 昼食にしたいけれど、ハエが多くてゆっくりとできそうにない。 赤�ｰ山の北斜面に展望の良い開けた場所があるので、腰を下ろして昼食にする。 といっても、オニギリ2個だけなんですが・・・・・・。 北側には、今日歩いてきた明神岳からの稜線が見える。 その稜線の左奥には、薊岳と木の実ヤ塚。 西へ目を向けると、白髭岳の奥には大普賢岳が、またその後ろには弥山から釈迦ケ岳へと稜線が続いている。 通り抜ける風が心地よい。 空には、まさに刷毛で描いたような雲が流れている。
千石山への激登りが嫌なので、尾根の東側に広がる開けた場所をジグザグに登り始めたが、日陰が無いので暑くて暑くて。 たまらず、元の尾根のルートに戻った。 直登やけれど、太陽が遮られるので少しはマシやね。 千石山から笹ケ峰へ登り返していると、今日始めての登山者。 お互いに、このルートは人が少ないのでいいね〜　と会話を交わす。 この木は葉っぱが少ないなぁって思ったら、毛虫に食われているようだ。 幹にもいっぱい毛虫がへばり付いている！ 朝は気がつかなかったので、気温が上がったから活動を始めたのかな。 たちの悪いことにポタポタ落ちてくるので、ついつい足早になってしまう。 腕に１匹落ちてきた。 「わぁ〜〜〜〜〜！」叫び声があたりに響く。 毛虫も怖いんですわ。（あと饅頭も・・・・・） 笹ケ峰付近で出会った団体さんも毛虫が多くてご飯を食べる場所がないとこぼしておられた。 ※このムシを検索していたら、「ブナハバチ」という蜂の幼虫のようです。 　参考→「奈良県森林技術センターだより第８４号」
明神岳から三塚分岐を通り、前山へ。 ここからの景色も素晴らしい。 降り始めると、山友の「さとやん」さんに偶然に出会う。先月の行者還岳以来だ。 今日は、お仲間がテン泊されるので、ご自身は日帰りでご一緒されているとか。 明日も天気が良さそうなので、いいでしょうね〜。 「夕ご飯は、神戸牛ですよ〜♪」という言葉に後ろ髪を引かれながら、山を降りる。 高度を下げるに従って、気温がぐんぐん上がってきた。 駐車場は、沢山の車が並んでいる。 やはた温泉でさっぱりして、カーラジオのスイッチを入れると、タイガースの大逆転劇が始まろうとしていた。
参考タイム 駐車場（5:37）→明神平（7:13〜7:20）→明神岳（7:41）→笹ケ峰（8:03）→ 千石山（8:37）→赤�ｰ山（9:50）→昼食（10:10〜10:30）→ 笹ケ峰（12:13）→明神岳（12:53）→三塚分岐（13:03）→前山（13:06〜13:20）→明神平（13:35〜13:50）→駐車場（15:04）

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