観音平
コースタイム
観音峰登山口(10:00)→観音平(11:05〜11:25)→観音峰登山口(12:15)
2004.3.6(土)
先日の朝日新聞奈良版に紹介されて、初めて知った観音平。
晴天なら稲村ケ岳、弥山をはじめとした山並みが見えるハズ。
昨夜からの雨が上がって晴れてきたので、急きょ準備をして出発。
準備といっても、荷物の殆どは車に載せっぱなしなんですが・・・・・。
国道309号を天川村に向けて車を走らせる。
BGMは子供のお気に入りの「QUEEN」のベストアルバム。
TVドラマの影響はすごい。何が流行るかわからない時代である。
まあ、親子で共通の音楽を聴けるというのは嬉しいけどね。
閑話休題
天川村へのトンネル付近から、国道には雪が現れてきた。
虻(あぶ)トンネル手前の上り坂ではトラックが立ち往生。
こりゃ今日はやばいかなあと思いながら、トンネル東口の登山口駐車場に車を停める。
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家を出る頃は晴れ間が |
山が白くなってきて |
樹氷です |
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虻トンネル手前 |
ガランとした駐車場 |
晴れるかなぁ |
吊橋の途中で引き返した足跡があるだけで、その先は踏み跡のない真っ白な雪雪。
人工林の中をしばらく登ると、「観音ノ水」が現れる。
冷たいのを覚悟して恐る恐る口に含むが、意外にも生ぬるいカンジ。
地下水なんで、暖かく感じるのでしょうか。
登山道は木の階段や、案内看板などよく整備されている。
行楽シーズンはお手軽なハイキングコースかな。
展望台を左に見ながら、緩やかな登りを進む。
住居跡を過ぎるあたりから太陽が顔を覗かせはじめ、ピッチも自然と早くなる。
立派な休憩所の横の階段を、一気に上る。
その時、20mほど前方の雑木林の中から黒い物体が急に現れ、「ゲッ!」。
心臓が止まりそうになった。いや、コンマ何秒かは止まったかも知れない。
よく見ると、鹿。カメラを取り出している間に、足音も無く去っていく。
つづら折のきつい階段を登り、雪で垂れ下がった枝の下を潜り抜けると、ススキの原っぱが現れた。
観音平到着。
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本日、一番乗り |
登山道はよく整備されてます |
観音ノ水 |
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樹氷 |
晴れてきましたが・・・ |
ストーンサークル発見 |
雲の切れ間から太陽が現れ、観音平はスポットライトを浴びた舞台のように浮き出ている。
サングラスが欲しくなるくらい眩しい。
振り返ると大部分はガスに覆われているが、幻想的な山並みが広がる。
何故か武者震いがしてくる空気が漂っている。
ファティマの予言もこんな雰囲気の中でされたのだろうか。
聖母マリアと観音さんの違いはあるが、あながち否定はできないかも。
「ゴォーッ」と、風の音が周りの木々からひっきりなしに聞こえてくる。
この風で、稲村ケ岳をはじめとした山々にかかっているガスを吹き飛ばしてくないかなと淡い期待を抱く。
一羽のカラスが、うまく体勢を整えながら風をつかまえている。
もしかして、八咫烏かと足の数を確認するために目を凝らす。
カロリーメイトをほうじ茶で流し込み一服していると、雪がちらついてきた。
ここから観音峰への積雪はたいしたことは無い様だが、ガスも下がってきたし下山しようか。
顔にバチバチ当たる雪をフードで防ぎながら、山を降り始める。
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観音平到着 |
この時は晴れ間が覗いてます |
見えへんなあ |
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これが限界・・・・・ |
吹雪いてきました |
そろそろ降ります |
住居跡の辺りで、きょう初めての登山者と出会う。
無心で歩いていたので、またまたビックリしてしまう。
今日は心臓に悪い日やなあと苦笑い。
一人で山を歩く時は、無心で歩いているのが多い。
α波かβ波かわからないが、精神を落ち着かせるにはすこぶる良いような気がする。
登山口の休憩所で一服しようとしたが、雪が激しく降ってきたので、道の状態が悪くなる前に出発する。
何本かのトンネルを抜け、黒滝村に車が入る頃には雪もなくなり、早春の風景に。
下市町で道端の梅の花をカメラに収めて帰宅。
もう一度チャレンジしたい観音平でした。
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寒さに耐えてます |
沢は2箇所渡りました |
静かです |
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セルフで3回撮り直しました |
吹雪いてるので、はよ帰ろう! |
梅の香りが良かった |
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