明神平

奈良県東吉野村
2006.1.15(曇り時々晴れ) 同行者:piccoloさん

今年2回目の山登りは、霧氷で有名な明神平。
ちょっと気がかりなのは、寒い日が続いていたけれど昨日は暖かくて雨が降っていたこと。
車を停めた場所からは、全然雪を見ることはできない。
雪が溶けていないといいのですが・・・・・。
という心配も無用。
コンクリート舗装された林道途中から、真っ白な雪道。
そんなに寒くはないけれど、これなら霧氷も楽しめそうだ。
冬季は水量も少なくて余裕で渡れる川も、雨の影響で渡るのに一苦労。
岩の上には雪が積もっているので、慎重に足を置かなくてはならない。
ずるっと何回か川の中へ足を突っ込んでしまったが、靴の中はセーフ。
危ない危ない。

道には雪がない(8:37) 水量が多くて、苦労します
体が暑くなってきた 膝まで潜ることもありました

アイゼンを付けようか迷ったが、適度に雪が締まっているので、大丈夫かな。
時折、ズボッと踏み抜くのはご愛嬌か(笑
結局、この日はアイゼンを付けずに済んだ。
滝の上には、綺麗な霧氷が見えてきた。
登山道は、つづら折の緩やかな登りに変わり、白い衣装をまとった木々にカメラを向ける。
霧氷は、風上に向かって成長するという。
今日の霧氷は、下に向かって延びているので、谷からの風によって大きくなったようだ。
じっくり観察している時に、piccoloさんの発した「霧氷は何回見ても、やっぱり無表情やなぁ〜」
というさぶぅ〜いギャグは、この際無視しておこう(笑
だんだん雪が深くなり、4回に1回はツボ足状態になるので、足を進めるのに苦労する。
太ももにじんわりと負担が掛かってくる。
川の流れの音が遠くになり、聞こえるのは、自分の息の音とザラメ雪を踏みながら歩く音だけ。
水場で、喉を潤し(水は温かった)、明神平に到着。
残念ながら、曇り空&ガスで真っ白状態。

滝の上には、霧氷が見えてきた 下に向かって伸びている
寒さは感じません ガスで真っ白(10:47)

人の声がするので、どこに居るのかと探してみると、東屋の下方の窪地で昼食中。
すぐそこなのに、全然わからない。
東屋の下は、雪で埋まってテーブルがなくなっていた。
あしび荘の軒下を借りて、我々も昼食にすることに。
お昼にはまだまだだが、運動量がいつもより多いせいか、腹が減って仕方なかったのだ。
メニューは鍋焼きうどん&雑炊。ちゃんと卵と海苔も持ってきたんですよ。
このガスでは景色も楽しめないので、まったりするべ。と、ワンカップを熱燗で頂く。
めちゃくちゃ美味くて、このまま昼寝でもしたら最高やなぁと思っていたら、空の様子がおかしい・・・・。
「わぁ〜」っていう歓声も聞こえてくる。
一瞬のうちにガス飛んでいき、綺麗な青空が広がってきたのだ。
慌てて残りの熱燗を飲み干し、荷物をザックに放り込んで写真撮影開始!
三ツ塚まで登ることにして、足を進めるが、心臓がバクバクしてフラフラしてくる。
流石に、飲んですぐの運動は体によくありませんなぁ。
立ち止まっては風景をカメラで切り取り、ゆっくりと足を進めるが、太陽が覗くと同時に気温が上昇し、バラ
バラと霧氷が落ちてきている。
こりゃゆっくりしていたら、みんな落ちてしまうぞ〜。という訳で、霧氷と競争しながらの撮影となった次第。

雑炊(自家製たくあん、熱燗付) 一瞬にして、この青空ですよ!
ガスが流れてきました 素晴らしいの一言です

三ツ塚では、台高方面が綺麗に見える。
今の季節、大台は雪で閉ざされているが、人気のない雪原を鹿達は走り回っているのだろうか。
桧塚方面へは、スノーシューの跡が付いている。先ほどから声が聞こえているパーティーのものだろう。
ここから先は、アイゼンだけでは歩くのは難しい。やはりそれなりの装備は必要だ。
南斜面は、雪が溶けて地面が覗いている。太陽の威力って凄いねぇ。
頭上から降り注ぐ霧氷の量も半端じゃない。
木々から落ちた霧氷を踏みしめて、下山する。
全て落ちても、明日の朝にはまた綺麗な姿を見せてくれるのだろう。自然の力って素晴らしいね。
帰りは、楽をしようとシートを使って滑ろうとしたが、うまく滑らない。
次回はソリを持ってくることにしよう。

手が届きそうなくらい綺麗に見えてます 南側は雪が溶けてきました
霧氷のカケラがバシバシ落ちてます ガス発生中!!

アルバム

戻る?

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送